カナタ
baobabの兄妹と出会ったのは、写真家・川内倫子さんがきっかけだ。
僕は倫子さんの写真を昔からとても敬愛していて、
HADEN BOOKS:の店主・林下英治さんを通して出会った。
その後、彼女のアイデアで倫子さんの展示のライブで僕らを組み合わせてくれたのだ。
出会った日のことをよく覚えている。
彼らと会って話す間もなくすぐにセッションを始めて、夜通し僕らは音楽を鳴らし続けた。
見たことのない古楽器たち、それを自作で作っているという驚き。
森からの響きそのもののような二人の歌と音楽、ハーモニー。
北国青森から来た僕と、南は九州から来た彼ら。
遠く離れた土地から旅の果てに出会った僕らはすぐに一つの音楽になれた。
この出会いは運命的であり、僕は彼らの住まいである「カテリーナの森」に通い、何年も共に音楽を鳴らし続けた。
カテリーナで三人でセッションをし、三人でリレー形式で作った「カナタ」という曲が生まれ、、アルバムとして完成し、倫子さんがジャケット写真からMVまで全てアートワークを担当。
ある物語が長い時間をかけて一つの形となる喜びと奇跡が、このアルバムには溢れている。
haruka nakamura
TRACKLIST
1. カナタ
2. Fall
3. 永遠と1日
4. 夜の木
5. sky boat song
6. つむぎ
7. TRAD
8. Light of dance
9. 嵐のあとに
10. カテリーナの讃美歌